2025年3月26日から29日まで、在日ベトナム特命全権大使ファム・クアン・ヒウは、宮崎、大分、熊本、佐賀の4県を訪問し、視察および業務を行いました。九州地方は、日本の南西部に位置する重要な玄関口であり、今回の訪問は、地域連携の強化、貿易・投資の促進、労働・観光・科学技術分野における協力の深化を目的としたものです。この訪問に際し、テクノロジー分野で日本国内において急成長を遂げているFabbiは、大使館の視察団に同行。各県の首長や経済団体との会談に参加するという貴重な機会を得ました。
訪問先の各県では、ベトナム人コミュニティが製造業・建設業・農業など様々な分野で地域に貢献していることに対し、深い感謝と評価の声が上がりました。今後は、高度技術分野やデジタルトランスフォーメーション(DX)といった先進領域においても、ベトナム人材の受け入れを拡大したいという意向が示されました。これは、ベトナムのITエンジニアにとって、九州地域の近代化や持続可能な発展に貢献する絶好の機会となります。
各地で行われたシンポジウムや懇談会では、ファム・クアン・ヒウ大使が企業間の交流強化の重要性を強調し、九州各県に対しベトナムへの経済視察団の派遣や現地企業との連携を促しました。また、ベトナム人労働者や企業の日本市場へのスムーズな参入のための制度整備、日本市場の高度な要件に応える質の高い人材育成支援についても要請されました。
特に宮崎県、熊本県、佐賀県、大分県では、地域の半導体産業の推進、観光・スポーツ交流、文化・教育連携、イベント開催計画などを通じて、ベトナムとの実質的な協力関係構築への関心が高まりを見せていました。
こうした動きの中で、Fabbiはベトナムと九州の間におけるDX分野での連携可能性を強く認識しています。今後も行政・企業間の密接な連携を通じて、革新的な技術ソリューションの展開、生産性向上、そして地域のデジタル化と現代化の実現を積極的に支援してまいります。